良いものが埋もれてしまう現実

広告代理店時代、ある東大阪の中小企業が開発した歯ブラシに出会いました。歯の隙間や裏側の隅々まで歯垢が取れてスッキリした気分になり、歯磨きを嫌がる幼児も喜んで使うという商品でした。ところが、営業マンは1人、広告宣伝費はゼロだったので販路が広がらず、売れていませんでした。

本来、代理店の役割は、良い商品を売れない時から支援し、得意先と共に成長することだと考えていたので、ぜひサポートしたかったのですが、広告費が無い中小企業の仕事をすることは許されませんでした。

広報PRの重要性に気付く

そんな時出会ったのが、広報という活動です。プレスリリースを送ってマスコミに取り上げてもらえれば、広告費ゼロで売上を上げることも可能です。しかし、代理店では、「広報PR=儲からない割に手間ヒマのかかるサービス」という位置づけだったので、取り組むことはできませんでした。

その後、中小の食品メーカーに転職し、初めて広報担当になりました。実務経験も、ノウハウも、マスコミ人脈も、予算もないところからのスタートでした。

プレスリリース制作で悪戦苦闘を繰り返す

当時は、参考にできる書籍も少なく、ネットで検索しても手の届かない料金を取るPR会社の情報くらいしかありません。見よう見まねでプレスリリースを書くところから始め、新聞社やテレビ局、雑誌社などに電話したり、アポ無しで訪問したりしましたが、門前払いされました。そこで、あらゆる伝手を辿って、他社広報担当や新聞記者に教えを乞い、現場で試行錯誤を続けました。

初めて読売新聞神戸総局から取材依頼の電話がかかってきた時は、絶句しました。受話器を置いてから、自慢の商品の良さをわかってもらえた喜びが、じわじわと体の中から沸き上がってきました。それからもノウハウを身に付けていき、テレビや雑誌などで80件以上、取り上げられました。

良いものを世の中に出すために事務所、そして協会を設立

2017年、累計200件以上のメディア露出を獲得し、自分なりの方法論を構築できたと考え、自社商品だけではなく世の中に沢山埋もれている良いものを広く世に出そうと決意し、独立開業しました。2021年には独自のメソッドをまとめた書籍『広告費ゼロ!プレスリリースを活用して勝手に売れていく必勝方程式』を上梓し、中小企業の伴走支援を続けています。

その中で、お金も人もないのに、世のため人のために頑張っている中小零細企業や個人事業主とのご縁ができました。ところが、1回目は商工会議所などの無料相談(私には報酬が発生する)を利用して依頼してきても、それ以降は私への報酬を払えないので、支援が途切れてしまう事例が増えてきました。

これでいいのだろうか。私は悩みました。
世の中に必要なものが、広く知られないまま、埋もれてしまう。

そこで、お金のない小規模事業者向けには、マスコミに取り上げられた場合だけ、払える範囲で報酬をいただく(完全成功報酬/お布施方式)という料金体系を設定することとし、そのための専門組織として、2025年3月、「NPO法人社会貢献活動PR協会」を設立することにしたのです。

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